ついに悩みに悩みぬいて購入したVAIO S(SA)。購入してから約1か月ちょっと経過したので、レビューを書いてみようと思います。
http://www.jp.sonystyle.com/Special/Computer/Vaio/Sa/index.html
ちなみに前回の購入した時の記事は以下をご覧ください。
https://ohyahg.wordpress.com/2011/07/17/vaio-s%ef%bc%88sa%ef%bc%89%e8%b3%bc%e5%85%a5%ef%bc%81/
私が購入したVAIO S(SA)の構成は以下の通りです。
OS: Windows 7 64bit Home Premium SP1
CPU: Intel Core i7-2620M 2.7GHz
メモリー:オンボード4G +自分で増設4Gの合計8G
ハードディスク:SSD 128G
ドライブ:DVDスーパーマルチ
Windowsエクスペリエンス インデックス 6.6
増設したメモリーは以下のものです。
BUFFALO ノートPC用増設メモリ PC3-10600(DDR3-1333) 4GB D3N1333-4G/E
また、以下の周辺機器も購入しました。本体と同時にスティックACアダプターを購入し、あとからポートリプリケーター用にスペアACアダプターを買い足しています。
BlueToothレーザーマウス
http://www1.jp.sonystyle.com/Qnavi/Purchase/VGP-BMS15C/
VAIO S用ポートリプリケーター
http://www1.jp.sonystyle.com/Qnavi/Purchase/VGP-PRS20/
スティックACアダプター
http://www1.jp.sonystyle.com/Qnavi/Purchase/VGP-AC19V50/
スペアACアダプター
http://www1.jp.sonystyle.com/Qnavi/Purchase/VGP-AC19V31/
さて、VAIO Sを箱から出した瞬間の最初の感想は、なんといっても軽い!この一言でした。13インチの液晶サイズのパソコンで、しかもDVDドライブがついて驚きの軽さです。軽さに関してはとても満足して使っています。そしてキーボード、標準でバックライト アイソレーションキーボードがついてきたのですが、このキーボードがとても打ちやすく、そして暗いとことでみるとバックライトがとてもきれいなのです!キーボードの打ちやすさに関しては、私はこれまでThinkPad G41やX41を所有していましたが、ThinkPadもとても打ちやすいキーボードでしたが、VAIOのアイソレーションキーボードはまた違った意味で快適で打ちやすいです!(サクサク軽く打てる感じ!)
あと、これはWindows XPから7に環境が変わったせいもあるかと思うのですが、動作がとてもキビキビしています。これまで所有していたWindows XPパソコンが本当に旧世代のものに思えるほど動作が洗練されていて驚きました。ハードディクスにSSDを選択したのも効果があったのかもわかりませんね。まだWindows XPパソコンを使っている方は思い切って現行のWindows 7パソコンに買い替えてみてください。きっとその進化の素晴らしさを体験できると思いますよ!
失敗したことはThinkPad X41からVAIO SにOSの環境引越しをする際に、「Windows転送ツール」を使ったのですが、よくわからなかったので転送するデータを選択せずに、環境を全部転送したのです。
http://support.biglobe.ne.jp/knowhow/pc/hikkoshi/6_1.html
そうするとなんと!転送データは合計10Gになりました!これはびっくりしました。転送が終了したら、壁紙はVAIOのものからIBMのものに変更されてしまい、プログラムファイルの中にも必要ないと思われるIBMフォルダが転送されてしまいました。また左下のWindowsマークをクリックしたときに現れるスタートを見たときに、VAIO購入時にはいろいろ便利そうなソフトが登録されていたのですが、それらがすべて消されてしまいました(プログラムが消えたわけではなく、登録が消えただけです)。この引越しツールはとても便利なのですが、きちんと転送する内容を管理しなきゃダメだなと感じましたよ。もちろんこれらの変更はあとから修正できるのですが、まだ慣れていないOSであとから元に戻すために修正するのも大変なんですよね。
メモリーの増設もとても簡単でした。私でさえできたので、大方の方は苦労せず増設できると思います。パソコン裏のネジ2本を外してカバーを取ったら、メモリーの差込口とバッテリーが見えるので、必ずバッテリーを外してからメモリーを増設してくださいね。また静電気には十分気を付けましょう。昔メモリーの増設の仕方を先輩に聞いたとき、静電気対策のため裸で行えと教えてもらいましたが、さすがに全裸でするのはちょっと気が引けるのでほどほどに服を脱いで私はやっています。また作業前に金属に触れて体にたまった静電気を逃がすのを忘れないでくださいね。メモリー増設は自己責任になりますから、高価なパソコンが壊れないようにしてくださいね。今回のメモリー増設で焦ったことは、普通の手順通りにメモリーをはめようとしたら、右側のフックはすぐに引っかかったのですが、左側のフックがなかなかはまりませんでした。メモリー基盤の左側をちょっとひねるようにはめるとぱちんとはまり、それ以降は何事もないので安心しています。VAIO Sは高価なパソコンの部類に入るので、メモリー増設が心配な人は初めからソニーストアで増設するのも手だと思います。また、自分で増設する方は必ず本体添付の説明書を読みましょうね。
VAIO S(SA)は液晶解像度が13.3型ワイド1600×900です。VAIO S(SA)を購入するときに私はこの解像度で字が小さくならないか心配でした。この1か月使ってみて感じることは、この高解像度のいいところはワードやエクセル、パワーポイントなどで良く作業をする方にはとっても向いていると思います。実際私も文章を打っていて作業の面積が広くとても助かっています。しかし、ネット閲覧となると話は別です。インターネットの閲覧では時々やはり字が小さいなと感じてしまうのです。字を大きくすることもできるのですが、そうすると本来のウェブのレイアウトに合わなくなりかえって見づらくなるので、私は大きくせず、そのままの設定でネットを見ています。広い作業面積が必要ない方は無理に高解像度でなくてもいいかなというのが私の意見です。私は最終的にはこの解像度の液晶で満足しています。液晶も明るくてとってもきれいなんですよ!
VAIO Sを購入してさらに驚いたのはその音です。残念ながらスピーカーから出る音はあまりいい音には感じませんが、ヘッドホンで聞くと、これまでのThinkPadにはなかった音が出るのです。きっと再生回路が違うのではないかと思うのですが、ThinkPad G41やX41に比べて深みのあるいい音がヘッドホンから聞こえるのです(ThinkPadとVAIO Sでは同じヘッドホンを使っています)。ここら辺はさすがソニーだなと感じました。
本体の話ではないですが、一緒に購入したBlueToothレーザーマウスもとっても気に入っています。今までは有線とか、一昔前の大きな受信機のついた無線マウスを使っていたのですが、今回本体にBlueToothが標準装備のおかげで、このスタイリッシュなレーザーマウスを使うことができるようになりました。このマウスのいいところはBlueToothで使えること以外に、使わないときにふたをスライドすることで電源管理ができることです。またクリック感もカチッっと心地よくクリックできます。マウス派の方は是非購入してみてください、後悔しないと思いますよ!また、今回本体と一緒に購入したスティックACアダプター、これも満足しています。モバイルしやすく細長くできていて、ちゃんとACアダプターを収納するケースも付いてきます。しかもこのACアダプターには充電用のUSB端子が2個も付いているんです。iPod touchも問題なく充電できましたよ!
トータルではとっても気に入って使っているのですが、残念な点がいくつかあります。まずは本体のゆがみです。購入時よりパソコンを机に置くと右の手前がわずかに浮くのです。どっしりとした安定感がなく、右手前のパームレストで右手を動かすたびに本体がちょっと浮いて動くので気になります。これだけ軽量化しているので、少々のゆがみは仕方ないのかなと思いそのまま使っています。
あとはポートリプリケーターとの接続部分も気になります。パソコンの裏にドッキングステーションのようなポートリプリケーターとの接続端子があるのですが、そこにはやわらかいプラスティックでできた蓋がついていて、手動で取ったりはめたりするのです。これにはびっくりしました。私は今までThinkPad X41を使っていました。X41にもドッキングステーションとの接続端子があるのですが、そこにはプラスティックのオートシャッターがついていて、ドッキングステーションに乗せるときに自動で開き、ドッキングステーションから外すと自動で閉じるのです。当然VAIO Sにもこういう機能を期待していました。ですから手動で蓋を取るのは何とか改良してほしいと思いました。この蓋はもろそうで、何回かつけたり外したりしていると、そのうちなくすか、壊れそうな気がするのです。
次に、ポートリプリケーターそのものについてなのですが、私はこれまで使っていたモニターにVGA出力でこのポートリプリケーターにつないでいます。どこでノイズが入るのか、モニターの画面が落ち着かないのです。特に白色の時に気づくのですが、モニター画面に全体に細かいノイズがチラチラ見えるのです。これまでThinkPadを使っていてこういうことはなかったので、ドッキングステーションとの連携に関してはソニーの技術はまだまだなのかなと感じました。
最後に気になったのは本体の堅牢性です。これは軽量化しているのでやむを得ないのかもしれません。でも液晶部分を閉じて、持ち運びしているときに、蓋の手前の部分を持つとパコパコしたり、DVDドライブ部分を持つと同じようにパコパコとへっこむのです。これはとっても心臓に悪いです。VAIO Sが初めからこのパコパコへこんでも平気なように設計されているならいいのですが、なんだか壊れそうで心配です。でもここで堅牢性を求めたら、こんなに軽くできないでしょうし、難しいですよね。
以上がVAIO S(SA)を使用した感想です。使用感想はそれぞれ個人差があると思います。今回VAIO S(SA)を購入して、細かいところは修正希望があるものの、全体的に満足しています。私が購入した時より最近はさらに値段が安くなったみたいですから、気になる方は是非ソニーストアを覗いてみてください。私の感覚では、モバイルでDVDドライブなどいらない方はVAIO Z、DVDドライブが必要な方はVAIO S(SA)をお勧めします!
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